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天上の剣客/東漢光武帝記・人物分析&設定2 董憲

 光武帝の物語の欠陥はライバル人物が弱いことである。その中で傑出した人物であり、劉秀のライバル足りうる人物だったのが董憲である。
 董憲は赤眉の名将であり、新王朝随一の猛将廉丹を討ち取った人物である。王尋を討ち取った緑林の名将劉秀、廉丹を討ち取った赤眉の名将董憲は、後漢建国期を代表する二大名将である。この二人により、新王朝の二つの大軍団がそれぞれ潰滅し、政権は崩壊へと向かう。当時、董憲と劉秀は並び称される人物だったと推測される。
 董憲は後に二十八将の一人蓋延と対決し、伏兵など巧みな用兵で翻弄して撃退している。最後に劉秀と対決するまで、ほぼ無敗の名将と考えられる。ただ劉秀のように積極的に自立して領土を拡張しようと考えなかったようだ。最後も劉永を皇帝に戴いて自らは海西王となっていた。
 小説の構想としては、董憲をヤン・ウェンリーをモデル人物に描きたい。抜群の知略と天才的な用兵で、いかなる時も勝ち続ける知将。ただ主に恵まれず不遇の生涯を送る。心優しい人物であるが個人としてはやや優柔不断、それでもとても魅力的な人物である。
 昌慮の戦いにおける劉秀と董憲の対決こそは、最高の名将同士の頂上決戦とする。その恐るべき知謀で相手の行動を的確に読み取り、完璧な用兵を見せる最高の知将董憲に対して、皇帝自ら斬り込んで戦う最強の勇将劉秀の、武勇と知略の激突として描く。
 地理とかけひきを知り尽くした董憲は、劉秀やその配下を見事に分断し、指揮系統を混乱させ、完璧な作戦勝ちをおさめる。しかし後に馬援が"人間には敵対不可能"とまで驚愕した劉秀の戦闘力のために勝ちを決めることができず、さらに分断されて連絡がなくても自主的に判断して魔術的連係プレーを見せる二十八将の動きの前に、董憲は敗れ去るのだ。そして最後は劉秀にこそ天命があることを確信し降伏を決めるが、全く常識の通じない呉漢の奇襲を受けて討ち取られてしまう。悲劇の英雄として董憲を描くのが面白いと思う。
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